電力はどこまで必要なのか?

運転を停止していた原子力発電所が、次々と運転再開を始めている。計測器トラブル(女川1983年)だったり、配管損傷(美浜1970年)だったり、50年前の設備を動かすのにそんな調子で大丈夫なのかと思ってしまう。温暖化の異常気象や、円安で燃料が高騰するから原子力発電の比率を増やしたいという事なのでしょうか?後始末も出来ない燃料はどうするんでしょうね?

1963年に黒部ダムで大規模な水力発電が始まった頃、資源エネルギー庁の資料では1965年の年間発電電力量が1,677億kwh、水力発電が41%でした。70年代に入ると10%代に下がって火力発電(石油)が主流に。1980年では年間発電電力量4,850億kwh、水力は16.6%という状況でした。発電量は2010年がピークで、東日本大震災の福島の事故以来原子力発電は稼働が減って、石炭とLNG(天然ガス)が主流になっているそうです。この火力発電の高い比率を2030年には40%代にしたいらしい。

2022年の年間発電電力量は10,106億kwhで、1980年代の倍くらいの発電量ですが、この20年くらいは10,000億kwh前後なので、省エネが進めば発電量をこれ以上増やす必要はないのかもしれませんね。今後クルマが電化していった時にどれくらい必要なのかは、ある記事で13%増(1,300億kWh)だそうで、現在の地熱や風力、太陽光といった自然エネルギー発電が倍の量になればカバーできるのかな?