毎年1月の終わりに映画製作者連盟の統計が発表になるので、そのタイミングで去年はどんな年だったか見直すように年表にまとめています。
これまでその年を代表する映画のリストから意図してアニメ映画を外していたりしたんですが、それは昔の「東映まんがまつり」とか東宝のTVアニメ拡大版3本立てみたいな子供向けのものがあって興行成績だけでは評価しにくいものが混じっていたからです。また、興行収入で並べてしまうと、毎年ポケモンやクレヨンしんちゃん、ドラえもんが並んで、その年の特徴がわかりにくくなるためです。
1998年に「もののけ姫」が日本アカデミー賞を受賞し、30作以上ある「クレヨンしんちゃん」シリーズ、「ドラえもん」シリーズもいくつか賞を受けている位に映画単独としての評価が高い作品も多くなっています。日本の映画興行の安定は、半分以上を稼ぐアニメに頼っている状態です。
2025年のニュースのひとつに、『「鬼滅の刃」無限城編』が全世界興行収入1,000億円突破!というのがありました。国内でも2020年の「無限列車編」は単独で407.5億円という記録があり、まだ上映中の「無限城編」も直近の1月26日のニュースで公開192日間で興収391.4億円を突破という同様の推移なので400億超えも間近。
映画製作者連盟の統計で過去作も知らないうちに更新されていることがあって、「無限列車編」も気がついたら3億ほど増えてました。
「THE FIRST SLAM DUNK」(2022年公開)も何度も「復活」とか「応援」などと再上映されており、2024年のデータで国内興行収入164.6億というのが記載されているけれど、2025年も再上映があったのでもっと増えているかも。海外の興行収入を合わせると390億以上だそうです。
音楽に関しても、1990年代はTVドラマの主題歌がミリオンヒットを量産してましたけど、TVの視聴率が低下している中、音楽のヒットはTVアニメの主題歌・エンディング曲というのが中心になっているように感じます。TVではなくサブスクで見ているアニメが多いとは思いますが、音楽の認知度を広めるチカラにはなっています。海外のヒットチャートに日本の音楽が入るようになったのも、世界的なSNS、サブスクサービスだけでなく、アニメの影響は大きいと思います。
一般社団法人日本動画協会の発表によると、2024年のアニメ産業市場は3兆8,407億円。うち海外市場2兆1,702億円と世界で稼ぐ産業へと発展しています。
先述の「鬼滅の刃」のように2025年のデータは揃っていないが、さらにその数字は膨らんでいるのかもしれません。
一方、一般財団法人デジタルコンテンツ協会によると、2024年のコンテンツ産業の市場規模は14兆288億円(前年比103.1%)となり、14兆円を突破しました。これは調査を開始した2001年以降で過去最高の数値を記録しているのだそうです。
コンテンツ区分別に見ると、規模が大きい順に、動画が4兆2,310億円(前年比99.1%)、複合型が2兆9,611億円(同110.2%)、静止画・テキストが2兆7,422億円(同96.1%)、ゲームが2兆6,233億円(同108.7%)、音楽・音声が1兆4,711億円(同106.6%)となっています。
単位:億円






