「おしゃべり」が少ないラジオ局はありませんか?

関西で育ったので、在米軍の放送があると知ったのは音楽雑誌のインタビューだったかと思います。関東にはいくつか基地があるせいで、昔のようにラジオのチューニングを合わせているときなどにFENというのがあるだと、自然に気づいたのでしょうね。

FEN(Far East Network)。現在はAFN(米軍放送網:American Forces Network)というらしい。戦後、在日米軍の駐留する地に設けられた基地関係者とその家族向けのラジオ・テレビ放送のこと。いまほど海外の音楽が気軽に聴けない時代に、コマーシャルなしにヒット曲やスタンダードナンバーをただ流し続けてくれていたAM放送局。

どうも日本のラジオは「おしゃべり」が主体で、音楽を流す量が少ない様に思います。FM放送で民法が複数に増えた時は、J-waveとかFM802とか新しい方は音楽が主体だったように思ったのだけれど、いつのまにか同じ様になって個性がなくなっていくのは国民性なんですかね?クルマで聞いているなど、音楽だけ流す曲がひとつくらいあってもいいように思うのだけれど何故だろう。TVもラジオも、だんだん他の局の真似をして似たものばかりになっていくのが不思議。その点、FENは比較的「おしゃべり」要素は少なく、英語なのであまり意識の中に入ってこないというか、邪魔にならない。連続して音楽が流してくれるプログラムが多いような気がします。

60〜70年代は、海外でも今につながる新しい音楽(演奏スタイル・編曲も含め)が生まれた時代だったけれど、海外の情報が手に入りにくい状況でした。だからこそ、アメリカ音楽中心とはいえ、新旧取り混ぜ音楽ばかり流し続けてくれるFENは貴重な存在だったのでしょう。ヒット曲やレコード店では巡り会えなかった名曲が流れたりして、それが楽しみだったりします。そして日本でも、その影響を受けた人たち(たとえば山下達郎、大瀧詠一、村上春樹)がまた、創作活動の中で日本の新しいスタイルを創っていったということらしい。

Q: オールディーズ・ソングを好きになったきっかけは?

A:「FENです。ジム・ピューターという有名なDJがいて、土曜日の夕方5時から"ジム・ピューターズ・ショー"というオールディーズの番組をやってたんです。それを毎週テープに録って聴いてたんですけど、あるとき、R&Bボーカル・グループ・スペシャルということで、ドゥ・ワップの特集があって。それが僕の人生を変えました」
参照:「山下達郎 100問突撃!インタビュー」チケットぴあ

そんなラジオ局が、いまではネットでどこでも聴くことができます。スマホのアプリになって、radikoとは違って「AFN Pacific」ということで太平洋にある基地局ということのようですが、岩国、三沢、沖縄、佐世保、東京と国内の米軍基地にある複数の局の放送をInternet Radioという形で楽しむことができます。

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