Youtubeの功罪とイントロの消失

70年代半ばから、10年ほど続いたクイズ番組「ドレミファドン」。今でも時々特番のような形でやっている、曲のイントロを聴いて曲名を当てるクイズ番組。
80年代の流行歌は、序盤の伴奏が印象的なものが多くて曲の魅力でもあったように思います。ところが最近のヒット曲はネットから話題になるために、ワザとイントロを無くしてサビで始まるように作っているそうです。

昔のヒット曲は、ラジオやテレビの影響が強かったけれど(飲食店に流れる有線放送のリクエストというのもありました)、このところはYoutubeやTikTokの影響だと言われているようです。Spotifyなどの前には定額制よりも課金ダウンロードの時期だった頃、無料で音楽聴けるのはYoutubeということでスマホで、それ専用のアプリを使っているひとがいた記憶があります。一方でYoutubeから広告収入などで音楽著作権者へ払われる額は僅かなもので、プロモーションと割り切るにはアーチスト側にも不満はあったようで、定額制の音楽サービスを始めたように思えます。

こんな風に10年くらい前から音楽はYoutubeでという流れがあって、探しているときは曲を再生してから数秒で選んでいくことから長いイントロや単調な始まり方は選ばれない=ウケないということから、曲始まりがサビでキャッチーなものが主流になっている傾向があるんだそうです。
アニメソングも昔の曲に較べて、オープニング80数秒の中で起承転結というか構成をつくるために、要素がテンコ盛りの複雑な構成だったり、ボカロ系からロングトーンより早口な歌詞が増えている気もします。音楽にまで「タイパ」(効率化)を求めなくてもいいように思うのですが...。
近年は米津玄師やYOASOBIなどYoutubeがあったからメジャーデビューしたアーチストも多いのではないでしょうか? 80年代のシティポップや歌謡曲の好きな若い人もいるのも、レンタルCDに較べてもリコメンド機能でいろんな音源を簡単に試聴できるからでしょう。多様化はしていますが、新しい曲の作られ方は聴き方とともに変化しているのは間違いないようです。