紙はどこまで減る

紙の歴史は古くて、紀元前エジプトのパピルスから、中国での手漉き用紙、羊皮紙まで記録媒体として長く使われてきました。日本でも巻物や書籍で和紙が使われ、帳簿、瓦版や絵草紙、浮世絵などの情報メディアから襖や障子といった内装材としても盛んに使われてはきました。明治の初めに王子に西洋式の紙の工場ができて機械化したことで、新聞や雑誌で大量に普及することになります。
今も王子製紙の名前に残ってますし、王子の飛鳥山公園内に「紙の博物館」がありますので訪れるのも良いでしょう。

1990年ごろから、電子化が進んでいるので紙の使用量も大きく変化しているようです。紙・板紙の国内需要は、2008年まで3,000万トン台で推移していましたが、リーマン・ショック後の2009年に大きく減少して以降、V字回復することなく推移しています。減り続ける新聞や雑誌などの紙媒体の影響、帳簿やコピー用紙も減り、新聞用紙や印刷・情報用紙といったカテゴリの紙は減り続けています。一方、通販サイトの活況で梱包用紙・ダンボール用紙の需要は増えて中長期的に堅調な様子がグラフからも読み取れます。

  • 紙計は新聞用紙、印刷・情報用紙、包装用紙、衛生用紙、雜種紙の合計
  • 板紙計は段ボール原紙、紙器用板紙、その他板紙の合計